ホームシアターシステムで映画館気分!
あなたが、一度でも劇場で映画鑑賞をしたことがあるならば、あの臨場感を自分の部屋で味わってみたいと思ったことはないでしょうか。
あの感動をもう一度とレンタルビデオ店でソフトを借りてくるのだが、何か違う・・・。
到底無理な話なのでしょうか。
しかし最近DVDプレイヤーの普及とそれに伴うソフトタイトル数の増加で、ホームシアターシステムのニーズが高まっています。そして近い将来インターネットからの映画配信も行われるようになれば、ホームシアターシステムも当たり前になってくるのではないでしょうか。ホームシアターシステムとは何か?文字どうり訳すと家庭で映画鑑賞をする環境空間を構築するためのシステムです。
本格的なホームシアターの条件とは・・・
1. 空間
外界と遮断された専用の部屋が理想 一般的には居間や応接間
2. 大画面
80インチ以上のプロジェクターが理想 TV等では29インチはほしいですねぇ。とりあえず、現在使用しているTVで・・・
3. 高画質・高音質なソース
ビデオでも構いませんが、より高画質なDVD,LD等がお勧め
4. 劇場の音響効果を再現できるシステム
各種サラウンド再生の出来る AVアンプとスピーカが必要
こんなところでしょうか。上の条件で1,2は予算等で無理があります。3、に関しては先に述べたように機器、ソフトも低価格になってきており レンタルのタイトルも増えています。4、は どうしてもはずせない条件と思います。そこで今回は、手軽になったDVDプレーヤー(2〜3万円、PS2でもOK)とAVアンプをつかったサラウンドシステムについて話しましょう。
サラウンドシステムのサラウンドとは、私たちが日常生活で聞いている音つまり360度からやって来る音。それは音源から入る直接音や壁や天井に反射して入る間接音、さらに人の声や自動車のエンジン音このようないろいろな音を,後方や横に置かれたスピーカから再生して、できる限り実際の音に近づけるために開発された方法です。
サラウンドの種類にはいくつかありますが、代表的なものを挙げると次の物が挙げられます。
ドルビーサラウンド・プロ・ロジック左右の音声信号(2チャンネル)を専用のサラウンドプロセッサーで処理して 左の信号(L)、右の信号(R)、中央の信号(C、 台詞を中心に再現する)、サラウンドの信号(S)に分離再生する方式 つまり2チャンネルで記録されている映画ソフトや音楽CDを擬似的に5.1CHにする技術。
5. 1CHの設置例
ドルビーサラウンド・デジタル(AC−3)
この方式は、最初からL,R,C,LS、RS,重低音専用のサブウーハー(=スーパーウーハーとも呼ばれる)(SW 周波数帯域狭さから0.1チャンネルと呼ばれる)の 5.1チャンネルに独立した信号を再生する方式で、劇場でも同じような方式が採用されている。現在市販されているDVDソフトのほとんどが、この5.1CHで収録されている。ただし、5.1CH再生するにはDVDプレーヤー側に専用出力端子が必要で、古いDVDプレーヤー等では装備されていない場合があるので注意してください。
dtsデジタルサラウンド
ドルビーサラウンド・デジタルの発展型で、ドルビーサラウンド・デジタルより圧縮率が低い分音質が良いとされている。dtsデコーダーが内蔵されているAVアンプならドルビーサラウンド・デジタルと同じスピーカーシステムで再生可能しかし日本では、dts対応ソフトはまだ少ない。
DSP (ヤマハ独自のCINEMA DSP,THX)
この方式は、ドルビーサラウンド・プロロジックやドルビーサラウンド・デジタル等のサラウンド音にさまざまな残響音、反響音を加えてより高い臨場感を再現する方式
この他にドルビーサラウンド・プロロジックUやBSデジタル放送で採用されたAACなどがあります。
これらのサラウンドを再生するには、専用のサラウンド・デコーダーが必要です。
デコーダーは、単体でも発売されていますが一般的には、デコーダーとアンプが一緒になったAVアンプになるでしょう。
AVアンプの価格ですが5万円前後〜10万円前後で、最新のサラウンド・デコーダー対応機種ほど高くなります。
DVDプレーヤーをお持ちでなければDVDプレーヤーとAVアンプが一体になった機種も増えています。価格は7万円〜9万円が主流のようです。
その他にホームシアターシステムと言う名前で販売しているセット商品もあります。セット内容は、左右フロントスピーカー、センタースピーカー、
左右リアスピーカー、サブウーハー、AVアンプ です。価格も3万円前後からあるようで入門機として購入を考えているならお手ごろでしょう。
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